Open Liberty 23.0.0.5でMicroProfile 6とJakarta EE 10のガイドを更新
Open Liberty 23.0.0.5でMicroProfile 6とJakarta EE 10のガイドを更新 - OpenLiberty.io seo-description: Open Liberty 23.0.0.5のリリースと同時に、openliberty.ioの44のガイドが最新のMicroProfile 6とJakarta EE 10の仕様に対応するように更新されました。 このリリースには、さまざまなバグ修正が含まれています。
In Open Liberty 23.0.0.5:
Open Liberty GAのリリースブログの記事もご参照ください。
23.0.0.5を使ってアプリを実行する
Mavenを使う時は下記の設定をお使いください。
<dependency>
<groupId>io.openliberty</groupId>
<artifactId>openliberty-runtime</artifactId>
<version>23.0.0.5</version>
<type>zip</type>
</dependency>
Gradleの場合はこちらです。
dependencies {
libertyRuntime group: 'io.openliberty', name: 'openliberty-runtime', version: '[23.0.0.5,)'
}
コンテナ・イメージの場合はこちらです。
FROM icr.io/appcafe/open-liberty
またはダウンロード・ページをご参照ください。
MicroProfile 6とJakarta EE 10を使用するために44のガイドを更新
Open Libertyの特徴や機能が増え続ける中、できるだけ簡単に導入できるように、これらのトピックに関するopenliberty.ioの新しいガイドを追加していく予定です。 また、既存のガイドも、報告されたバグや問題に対処し、内容を最新に保ち、トピックの範囲を拡大するために更新されます。
23.0.0.5のリリースと同時に、以下の44のガイドが最新のMicroProfile 6およびJakarta EE 10の仕様に更新されました。
Open Libertyガイドの全リストは、ガイド・ページをご参照ください。
主なバグ修正
以下のセクションでは、このリリースで修正したバグの一部について説明します。興味がある場合は、full list of bugs fixed in 23.0.0.5をご参照ください。
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MicroProfile OpenAPIのSchemaRegistry.currentにおけるメモリリーク
あるユーザーから、アプリケーションを再起動するたびにメモリリークが発生し、そのたびに100MBの追加メモリが使用されるとの報告がありました。 その原因は、MicroProfile OpenAPIの`SchemaRegistry`クラスから発生することが判明しました。
この問題は、SmallRyeのアップストリームに報告され、Libertyでも直接修正されています。
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httpendpoint`の`server.xml`で圧縮を設定し、`http/2`を使用した場合、`http/2`の最大フレームサイズを超え、サーバーのログに`FRAME_SIZE_ERROR`が表示されることがありました。
この問題は解決され、`http/2`レスポンスデータは複数のデータフレームに分割され、クライアントの`http/2`最大フレームサイズより大きなデータフレームを送信することを回避するようになりました。
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カスタム入出力設定を使用する際、連携レジストリでEntryNotFoundExceptionが発生する
federatedRegistries-1.0`を使用している場合、連携レジストリのインプット/アウトプットマッピングに非同一型プロパティを定義すると、
EntryNotFoundException`が発生する可能性があります。この例外は `com.ibm.ws.security.wim.registry.util.*Bridge
クラスのいずれでも発生しますが、重要なのはBridgeUtils.getEntityByIdentifier
の呼び出しに起因していることです。以下はスタックの例です。
com.ibm.websphere.security.EntryNotFoundException: CWIML1010E: The user registry operation could not be completed. The uniqueId = null and uniqueName = null attributes of the identifier object are either not valid or not defined in the back-end repository. at com.ibm.ws.security.registry.internal.UserRegistryWrapper.getGroupsForUser(UserRegistryWrapper.java:248) at web.UserRegistryServlet.handleMethodRequest(UserRegistryServlet.java:140) at web.UserRegistryServlet.doGet(UserRegistryServlet.java:174) at javax.servlet.http.HttpServlet.service(HttpServlet.java:687) at javax.servlet.http.HttpServlet.service(HttpServlet.java:790) at com.ibm.ws.webcontainer.servlet.ServletWrapper.service(ServletWrapper.java:1258) ...
この問題は解決され、このメソッドは
EntryNotFoundException
を throw しないようになりました。 -
SlowRequestManager`が原因で、`requestTiming-1.0`のCPUパフォーマンスが上昇する(または急上昇する)ことがある
OpenLibertyの`requestTiming-1.0`機能を使用すると、CPUの使用率が上昇することがあります。CPUの負荷はCPUの容量と相関があります。
これは、「遅いリクエスト」の閾値を低く設定した場合(例:
`⇐ 15s
)に顕著です。それでも、CPUの容量に依存するため、顕著な影響は出ないかもしれません。これは、リクエストが高いハング閾値を持つ場合や、リクエストが無期限にハングし、
interruptHungRequest
属性によって終了できない場合(無期限のハングにつながる)にも明らかです。これにより、CPUのスパイクや上昇を確認するための大きな機会を得ることができます。この問題は解決され、CPU使用率が上昇することはなくなりました。
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mpMetrics-5.0` でリクエスト・タイミング・メトリクスが表示されない(requestTiming-1.0` 機能と併用した場合)
mpMetrics-5.0` と
requestTiming-1.0
の機能を使用する場合、リクエスト・タイミング・メトリクスが提供されませんでした。この問題は解決され、期待されるリクエスト・タイミング・メトリクスが提供されるようになりました。
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